60歳を過ぎても働ける仕事20選!60歳からの仕事完全ガイド
Article Summary
「毎日退屈」「年金だけでは心配」そんなあなたへ。体力や経験に合わせて選べる仕事18選を紹介します。

実際、内閣府の調査によると、60歳以上の方のうち約2割が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答しており、65歳を超えても働くことを希望する方は約4割にのぼります。その理由として、収入のためが最も多く55.1%を占め、次いで働くことは体によいから、老化を防ぐからが20.1%となっています。
60歳を過ぎても働くことは、収入を得るだけでなく、生活にリズムを作り、新しい趣味や人との交流を楽しむきっかけにもなります。健康面では脳や体を動かす機会が増えるため、体力の低下や認知機能の低下を抑える効果が期待できます。さらに、自分の経験やスキルを活かして社会に貢献できる喜びもあります。
この記事では、無理なく、楽しく、生活に役立つ「60歳からの仕事」をテーマに、仕事の選び方や具体的な職種、探し方まで幅広く紹介します。家で退屈している方も、これからの生活に少し変化をつけたい方も、ぜひ参考にしてください。
高齢者の就労状況
増加する高齢者の就業率
近年、60歳以上で働く方は年々増加しています。公益財団法人生命保険文化センターの統計によると、60~64歳の就業率は令和6年時点で74.3%にのぼり、2014年以降上昇傾向にあります。健康意識の高まりや定年延長制度の普及などから、働き続けるシニアが増加しているのです。
ただし、65歳以上の雇用形態を見ると、パートアルバイトが52.5%と半数以上を占め、正社員は全体の23.6%となっています。多くの方がパートタイムや契約社員として働いている実態があります。
働く理由は多様化している
大和ネクスト銀行の調査によると、働くシニアは週あたりおよそ4.3日、1日あたり6.3時間働いています。働く理由としては、経済面だけでなく「社会とのつながり」を求める方も多く、年齢が上がるほど「健康を維持するため」や「勤務先から継続して働くことを望まれている」といった理由が高まる傾向にあります。
定年後に3ヶ月から6ヶ月ゆっくり過ごしていたものの、徐々に社会からの疎外感を感じるようになり、仕事を通じて同年代だけでなく若い人たちとの交流を楽しむ方も増えています。
60歳以上でもできる仕事20選
パート・アルバイト系
#1. スーパー・コンビニのレジ・品出し
内容:レジ操作、品出し、清掃など
給与目安:時給1,000〜1,200円
おすすめポイント:未経験者歓迎の仕事が多く、幅広い年代の方が活躍している場合が多いため、普段はあまりかかわりがないような年代の学生スタッフとも一緒に仕事をすることができ、刺激を得られます。体力に自信がある方、接客が好きな方に向いています。研修制度やマニュアルが整っており、未経験者でも安心して始められる環境が整っています。
#2. 飲食店の接客・調理補助
内容:料理補助、配膳、清掃
給与目安:時給1,000円前後
おすすめポイント:短時間勤務希望者、調理経験者におすすめです。早朝や午前中の時間帯など、短時間のシフトがある店舗も多く、ライフスタイルに合わせて働けます。
#3. 清掃・施設管理
内容:オフィスや公共施設の掃除、設備点検
給与目安:時給1,000円前後
おすすめポイント:事務職やマンション管理人、清掃員などは比較的身体的な負担が少なく、シニア世代に人気があります。体力より継続力を重視したい方、一人で黙々と作業したい方に適しています。家事の延長でできる簡単作業が多く、未経験からでも始めやすい職種です。
#4. 配達・軽作業(宅配・物流)
内容:荷物の仕分け・配達
給与目安:時給1,000〜1,200円
おすすめポイント:運転に自信がある方、適度に体力がある方に向いています。ただし、重い荷物を扱う場合もあるため、自分の体力と相談しながら無理のない範囲で働くことが重要です。
在宅・スキル活用系
#5. 在宅ワーク(データ入力・ライティング)
内容:パソコンでの入力業務や記事作成
給与目安:月3〜10万円
おすすめポイント:パソコン操作に慣れている方におすすめです。通勤の負担がなく、自宅で自分のペースで働けるため、体力に不安がある方や通勤時間を避けたい方に最適です。クラウドソーシングサイトを利用すれば、少ないリスクで始められます。
#6. オンライン講師・家庭教師
内容:学習指導、スキル講座
給与目安:1時間あたり2,000〜4,000円
おすすめポイント:指導経験がある方、教えることが好きな方に向いています。オンラインで自宅から指導できるため、通勤の負担がありません。これまでの専門知識や経験を活かせる仕事として人気です。
#7. 翻訳・通訳(資格・スキル活用)
内容:書類翻訳、オンライン通訳
給与目安:1件あたり数千円〜
おすすめポイント:語学力がある方、資格保持者におすすめです。専門的なスキルを活かせるため、定年前と同様の待遇で働ける可能性もあります。在宅でできる案件も多く、柔軟な働き方が可能です。
#8. ハンドメイド・ネット販売(メルカリ等)
内容:手作り作品の販売
給与目安:売上次第
おすすめポイント:趣味を仕事にしたい方に最適です。手芸、アクセサリー作り、木工など、自分の得意分野を活かせます。自分のペースで制作し、オンラインで販売できるため、時間の自由度が高い働き方です。
専門職・資格系
#9. 看護師・介護職(資格必須)
内容:高齢者・患者の介護、看護補助
給与目安:時給1,500円〜
おすすめポイント:資格を持つ方、体力に自信がある方におすすめです。高齢化社会において需要が高く、経験を活かして長く働き続けられる職種です。ただし、体力的な負担があるため、無理のない勤務時間を選ぶことが重要です。
#10. 保育士・学習支援(資格必須)
内容:保育補助、学習支援
給与目安:時給1,200〜1,500円
おすすめポイント:子どもと接するのが好きな方に向いています。保育経験や教育経験を活かせる仕事で、短時間勤務の求人も多くあります。
#11. 介護タクシー運転手
内容:高齢者や障がい者の送迎
給与目安:時給1,200円〜
おすすめポイント:運転に自信がある方、人と接することが好きな方に適しています。普通自動車免許に加えて、介護職員初任者研修などの資格が必要な場合もあります。
#12. 警備員・交通誘導
内容:工事現場や施設の安全管理
給与目安:時給1,000〜1,200円
おすすめポイント:警備員は資格がなくても挑戦できる仕事ですが、警備業務検定の資格を持っていると、警備のリーダーとして新人スタッフの指導に携わることが可能です。体力に自信がある方、責任感のある方に向いています。
#13. 施工管理技士(建設業)
内容:工事現場の管理監督業務
給与目安:月給25万円〜(正社員・契約社員の場合)
おすすめポイント:建設業の施工管理技士の仕事はシニアに非常におすすめで、業界全体がシニア採用に慣れており、求人数や待遇も高い状態となっています。土木施工管理技士、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士などの国家資格を持つ方は、専門知識を活かして高待遇で働ける可能性があります。
#14. 税理士・会計事務所補助
内容:税務業務、経理補助
給与目安:時給1,500円〜(経験により異なる)
おすすめポイント:税理士や税理士事務所の補助業務はシニアに人気の仕事で、税理士の有資格者だけでなく、企業の経理・会計業務経験者や財務経験者などが補助業務に就くケースも多く、女性を含めてシニアに人気です。専門的な知識を活かせる仕事として注目されています。
地域・行政支援系
#15. シルバー人材センター登録スタッフ
内容:短期・単発の仕事の斡旋
給与目安:仕事により異なる
おすすめポイント:シルバー人材センターは原則60歳以上を対象に地域の企業や家庭から依頼された仕事を紹介する公益法人で、週1日だけ、数時間だけなど短時間で無理なく続けやすい仕事もあります。地域貢献したい方、柔軟な働き方をしたい方におすすめです。登録には年会費(1,000円〜3,000円程度)が必要です。
#16. 公共施設ボランティア(有償もあり)
内容:図書館、体育館などでの補助
給与目安:時給1,000円前後
おすすめポイント:体力に自信がなくても可能な仕事が多く、静かな環境で働きたい方、地域貢献に興味がある方に向いています。
#17. 市区町村の高齢者就労支援事業
内容:地域イベントや簡単作業
給与目安:1,000円前後
おすすめポイント:地域活動に興味がある方、社会とのつながりを求める方におすすめです。自治体によって様々な支援事業があり、自分に合った働き方を見つけられる可能性があります。
その他おすすめ
#18. 観光ガイド・イベントスタッフ
内容:観光案内、イベント運営
給与目安:時給1,000〜1,500円
おすすめポイント:人と接するのが好きな方、地域の歴史や文化に詳しい方に適しています。週末や観光シーズンに集中して働くこともでき、柔軟な働き方が可能です。
#19. 図書館・博物館の補助スタッフ
内容:資料整理、受付
給与目安:時給1,000円前後
おすすめポイント:静かな環境で働きたい方、本や文化に興味がある方に向いています。座り仕事が中心で体力的な負担が少なく、落ち着いた雰囲気の中で働けます。
#20. 趣味や特技を活かした小規模教室講師
内容:料理、手芸、音楽などの指導
給与目安:1時間あたり2,000〜5,000円
おすすめポイント:趣味や経験を活かしたい方におすすめです。自宅やコミュニティセンターで小規模な教室を開くことができ、自分のペースで仕事を進められます。
仕事を選ぶときのポイント
自分の体力・健康に合った仕事を選ぶ
長時間立ち仕事や重労働は体に負担がかかります。60歳を過ぎると若い頃と同じように働くのは難しくなるため、健康状態や体力は個人差が大きく、ご自身の身体と相談しながら無理なく続けられる働き方を選ぶことが重要です。体力に自信がない場合は、週数日のパートタイムや短時間勤務が可能な仕事を選ぶのが賢明です。
勤務形態を考慮する
パートタイム、アルバイト、在宅ワークなど、働き方は多様です。シニア向け求人の勤務日や時間は、シフト自由や週1からOK、1日4時間から可など、自分の希望に合った時間帯を選びやすい職場が多いのが特徴です。通勤負担や生活リズムに合った勤務形態を選ぶことで、長く続けやすくなります。
必要な資格・スキルを整理する
介護、保育、翻訳などの仕事は資格やスキルが活かせます。専門の資格が必要なお仕事も多くありますが、専門資格のほうが経験スキルを正しく評価しやすいため、定年までの経験スキルを活かしてフルタイムで働く仕事が多くなっています。自分の持っている資格や経験を整理して、強みを活かせる職種を探しましょう。
これまでの経験を活かす
これまで培ったスキルや経験があれば、それを活かせる仕事を選ぶことが大切です。過去に現場監督をしていた、工場の生産管理職を務めていた、経理業務に携わっていたといった場合には、その経験を活かせる仕事を探すとよいでしょう。
無理なく年金と両立する
収入が年金生活に影響する場合があります。60歳以上でも厚生年金に加入すれば将来受け取れる年金額を増やすことができる一方で、一定額以上の収入があると年金が減額される在職老齢年金制度もあります。無理のない勤務時間や収入目安を意識することが大切です。
自分に合った仕事の見つけ方
ハローワーク・シルバー人材センターを活用
ハローワークは厚生労働省が運営する公的な職業紹介機関で、無料で求人情報の閲覧や就職相談を行えます。シニア専用の相談窓口を設けているハローワークもあり、経験を活かした再就職先を一緒に探してくれます。また、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策など、実践的なサポートも受けられます。
シルバー人材センターは会員登録することで、自分の希望や体力に合った仕事を紹介してもらえます。地域貢献につながる仕事も多く、やりがいを感じながら働きたい方におすすめです。
高齢者向け求人サイト・アルバイト情報サイト
60歳からの女性が仕事を探す方法として、半数以上の方が求人情報サイトを挙げており、多くの方がスマートフォンやパソコンを保有し、インターネットが大いに活用されています。「シニアジョブ」「バイトル シニア」「マイナビミドルシニア」「しゅふJOB」などが便利です。
求人サイトを利用すれば、時間や場所にとらわれず、自分のペースで仕事を探せます。「シニア歓迎」「60歳以上OK」といった条件で絞り込めるため、働きやすい仕事が豊富に見つかります。勤務時間や勤務地、職種の条件を細かく設定でき、自分のライフスタイルに合った働き方を効率的に探すことが可能です。
地域の企業・店舗への直接応募
地元密着型の求人は通勤負担が少なく、継続しやすい傾向です。実際に60歳以上の方が活躍している職場は、シニアが働きやすい環境が整っている可能性が高いため、応募前に足を運んでみるのもよいでしょう。
SNS・コミュニティ経由の仕事探し
地域のFacebookグループや趣味コミュニティで募集情報を得られる場合もあります。地域の掲示板やコミュニティセンターの情報も活用してみましょう。
求職準備と注意事項
履歴書・職務経歴書
シニア向けには経験や資格、意欲を明確に書くことが大切です。健康状態も補足すると安心感を与えられます。これまでのキャリアを簡潔にまとめ、応募する職種に関連する経験やスキルを強調しましょう。
面接時のアピールポイント
シニアの方が働く際には謙虚な姿勢と学ぶ気持ちが必要で、特に未経験で挑戦する仕事の場合は、自分の上司となる人のほうが若いことが多々あるため、教えてもらう立場としてお互いを尊敬しながら仕事をすることが必要です。経験や安定した勤務意欲、柔軟性を強調しつつ、謙虚な姿勢で臨みましょう。
健康管理と勤務時間
60歳以上が働き続けるためには、まず大事なのは健康管理で、定期的な健康チェックや予防接種、適切な食事、適度な運動で体調を良好に保ってはじめて、楽しく人とかかわりながら仕事を続けることが可能になります。無理のない勤務時間を選ぶことが、長く働くコツです。
年金との両立
収入が年金に影響する場合があるため、収入計画を意識しましょう。60歳以上でも厚生年金に加入することで、この先受給できる年金額を増やすこともできますが、一定額以上の収入があると年金が減額される在職老齢年金制度もあります。自分の状況に合わせて、働き方や勤務時間を調整することが大切です。
ワークライフバランスの確保
長く楽しく働き続けるためには、現役時代よりもワークライフバランスの確保が重要で、仕事とプライベートの時間のバランスを取り、適度な休息を取ることで体調を維持し続けることができます。
まとめ
60歳からの仕事は十分に可能で、選択肢も多彩です。自分の体力や資格、生活スタイルに合った仕事を選ぶことで、生活にメリハリを作り、趣味や交流を楽しむことができます。
働くことで経済面・身体面・精神面のすべてにメリットが生じ、長く働くことにより老後の生活が豊かになるだけでなく、脳や体を動かす機会が増えるため、体力の低下や認知機能の低下を抑える効果が期待できます。
健康で働きたい気持ちがあるうちは、年齢にとらわれず、自分らしい働き方を見つけることが大切です。
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